2005年06月05日

リトル・ウィングを弾く

ここを訪れてくれる方々には、楽器をやる方が多いように見受けられるので、新シリーズを試してみます。
題して「ジミを弾いてみる」かな(笑
曲は、もう、当然のようにリトル・ウィングです。


|Em - - - |G - - - |Am - - - |Em - - - |

|Bm - - - |Am- - - |G - F - |C - |D Em C|D...


素朴に書くとこんなかんじのコード進行。ベタにやってしまうと何と言うことのない曲になってしまいます。
ギターを弾く人なら音をざっととるだけならそんなに苦労しないでしょう。
でも、ジミの小技の微妙なニュアンス(手癖っぽいですが)を真似するのは、なかなかに難しいです。
小技の微妙なニュアンスを再現できないと全然ジミに聴こえないし、この名曲の繊細さには近づくことが出来ません。
たとえば有名どころでデレク&ドミノスがこの曲をカバーしてますが、どちらかというと「ベタ」なニュアンスで、私としてはあまり好きになれません。この曲はやはり、さりげなく、儚くやらないと、良さが出てこないように思えます。

繊細な曲なのですが、ジミは決して撫でるような弾き方をしているわけではなく、むしろ相当大胆なプレイです。
「大胆にして繊細」……これこそまさにジミですね。
リズムは、全体に緩〜く跳ねていますね(気持ち黒っぽくて気持ちいいです)。これを強く跳ねるとまんまスティービー・レイ・ボーンになります。

まず、ドあたまの12フレットからのEmの落下スライド、ほとんどコレだけで決まってしまいます。

-x-12/-|--------------------------|
-x-12/-|------x-x-----------------|
-x--x--|------x-x-----0-------5-5-|
---12/-|------x-x-------5-----5-5-|
----x--|------x-x--0h2--5h7-----7-|
---12/-|-0------------------------|


2小節目では6弦3フレGを親指。
Gの9thになる1弦Aの音を小指で強く引っ掛けた(h/p)後、3弦で3rdと4thを弾いてます。

|-----3h5p3------------------|
|-----3-------3---3-3--------|
|---0-------0-4h5-5-4-5-4----|
|--------------------------5-|
|----------------------------|
|-3--------------------------|


3小節目は、5フレで手癖っぽいAm。最後の6弦5h7からスライド・ダウン。
どうということのない「ありがちな」フレーズなんですが、スピード感があってとてもカッコいいとこです。

|-------------------------------|
|-----------5---5---------------|
|-------5---5h7-5---------------|
|-----------------5h7-5---5-----|
|---5-7---7-----------5h7-------|
|-5-------------------------5h7-|


4小節目のEmなんですが、なんてことなさそうなフレーズのわりには、結構難しい。
2弦の8/10フレを hOn/pOff するのですが、これがなかなかキレイに決まらない。ジミはもの凄く強くH+Pしてますが、こんな強い音出せません、私……

|--------------------------------|
|------8h10p8--------------------|
|------7------7--------7-7-7-7-7-|
|---------------9----7-7-9-7-7-7-|
|---------------7-7-10------10-7-|
|0-------------------------------|


5小節目のBm7th+9thはとても素直にキレイに弾いてます。ここは2,3,4弦でコードをきれいにストロークしてます。ここでも親指が6弦7フレのルート音。最後の一拍で経過コードのA#が入りますが、これさりげないけどすごくカッコいいですよね。

|------9-----------7-----------|
|------7---7-7--10-7-7---------|
|---7------7-7-------7-------7-|
|---9----------------9-------8-|
|--------------------------8---|
|-7----------------------6-----|


続く6小節目のAmでは、中心音だけ書くと、A-A-B-A-G-F-E-A-B-Aというラインを、3,4,5弦で弾いているのですが、これがメロディアスでメチャカッコイイ。イントロの一つのツボです。
またまた、最後の6弦5h7からスライド・ダウン。

|-------------------------------|
|-------------------------------|
|-----5---5-5-5-------5-5-5-----|
|-----7---9-7-5-5-5---5-7-5-----|
|---------------8-7-------------|
|-5-------------------------5h7-|


それで、7小節目なのですが

|---5
|---3
|---X
|---5
|---X
|---3


というフォームで6弦Gを弾いた後、このフォームのまま縦(弦方向)に引きずるように弾いてます。これってすごくジミっぽいと思います。
Castle Made Of Sand でも似たような音出してます。

繰り返しになりますが、大胆にして繊細!それがジミです。
posted by BustaCat at 10:55| Comment(2) | TrackBack(0) | ギター Guitar | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本来、これを弾いてみてからコメントするのが
betterなのだと思いつつ、Jimiくんのプレイを想像するに、できそうもないのでギターを手に取らないままでのコメントになります(笑)
こんなにベタなコード展開だったんですね・・・
私もDerek&the Dominosのほうを先に聞いていたので、Jimiくんのを聞いたときにはひっくり返りました。才能ありまくり。「大胆にして繊細」まさにその通りですね。ただ、Derek&〜のほうも、丁度モラトリアム時期(死後?(笑))に聴いたもので、本来の音より半音低い録音のなんとももぁ〜んとした、中途半端な音に( The Whoとも通づるところあり)、あの頃を思い出す音ではあったりします(関係ない話ごめんなさい)。
う〜ん、とてもとてもあんなふうに(Jimiくんみたいに)弾けるとは思えず、弾く前から気後れがしてしまいますね(笑)
Posted by オクターブの共鳴音 at 2005年06月06日 20:22
オクターブの共鳴音さん。コメントどうもです。
>こんなにベタなコード展開だったんですね・・
そーなんです。典型的なギタリスト発想のコードですよね。コードネームつけても始まらないし、ピアノで弾いても面白くもなんともないです(笑

デレク&ドミノスのリトル・ウィングを好きになれないとか「えらそー」に書いてますが、実は学生時代の文化祭で演ってたりします(笑
Posted by BustaCat at 2005年06月06日 21:44
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