2005年06月16日

FUNKの下半身??

『FUNKには、タイトな上半身とルーズな下半身がある。これらを兼ね備えたモノだけをFUNKと呼ぶ』
これ、私の持論です。

タイトな上半身は特に説明不要でしょう。ウラ・ウラでビシバシ決める16ビートのことです。しかし、タイトな16ビート上半身を持っているだけではFUNKとは呼べない、というのが私の考え。
その昔、80年代に、アフリカはナイジェリアのJUJUという音楽を演っている“キング・サニー・アデ”のステージを観ました。このステージは私にとってまさに目から鱗が落ちるようなものでした。

JUJUの演奏は基本的にとても緩い16ビートです。聞くところによると本国ナイジェリアでのJUJUのコンサートは、夜遅くにスタートして朝までぶっ通しなんだそうです。テンションの高い16ビートでタイトにやっていたのでは、演る方も聴く方(踊る方)も身が持ちません。だから緩〜い16ビートで、それこそじわじわと盛り上がるわけです。それで、そのビートの上半身は、トーキング・ドラムを中心としたパーカッション群が織り成す独自のポリ・リズムなのですが、下半身は、何と言うか2ビートがゆったりとうねるような感じで、これがたまらなく気持ちいいのです。聴いている方もいつしかこの2ビートにノせられて、まさに呪術的な集いに参加したような気分になってきます。
これこそアフロ・アメリカン・ミュージックのグルーブのルーツだと、私は思いました。

P-Funkなんて当にそれですね。少なくとも下半身だけはJUJUにそっくりです。
緩やかに、うねる様にうごめく云わばエロティックな下半身。これがアフロ・アメリカン・ビートの本質なのではないかと思うわけです。

南米系でも、例えば、ブラジルのサンバは著しく賑やかなポリ・リズムなのですが、下半身では緩〜い2ビートが揺れています。ボサノバはもうそのままですね。
ジャズ・ファンクもそうです。ポール・ジャクソンなんて典型的で、細かい16ビートを刻むように弾きながら、体は相撲取りが四股踏むように2ビート刻んでます。ノッシ、ノッシと言う感じ……

ですから、白人や日本人がFunkと称する音楽を聴いても、何故かFunkに聴こえない(感じない)のは、おそらくこのエロティックな下半身の2ビートを持っていないせいではないかと思われます。

またまた手前味噌な話ですが、JUJUを聴いて以来、私はギターの弾き方を変えました(笑
ギターでFunkを弾くと、どうしても細かいウラ・ウラのビートを刻むことになりますからせせこましいノリになりがちです。
緩〜い2ビート感を出すために、私は文字通り下半身で大きく2ビートをステップすることにしました。踵と膝を使って右足で、2、左足で、4……ってな感じ。体全体は大きく2ビートで揺れる感じになります。弾いているのはウラでも、体全体はドアタマでノるわけです。
これ効きます。本当に気持ちよく効きますです。
posted by BustaCat at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | FUNK/P-Funk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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