2005年09月09日

バード

Bird1.jpg
バード


たまには映画の話題を。
クリント・イーストウッドによるチャーリー・パーカーの伝記映画。
この映画は、ジャズ・ファンでない人にもオススメできる、というよりも、ジャズ・ファンではないがブラック系の音楽を愛している、という人にこそ観て欲しい映画です。
ただし、あまりにも、重くて暗い映画なので、観るならある程度覚悟しておく必要があるかもしれません。

何故、ミュージシャン、殊にジャズ・ミュージシャン達は、自分の人生を台無しにするほどにアルコールやドラッグにのめり込んでしまうのか、という素朴な疑問がある。
この映画は、その疑問にある意味で答えてしまう。

そして、その答えはあまりにも切ない。

ここでは、BE-BOPの誕生の瞬間、20世紀のブラック・ミュージックの歴史の中で、最も重要なイノベーションのひとつが見事に捉えられている。

イノベーターはいつも孤独…
そして、
時代は(神は?)、イノベーターに対して何故か、いつも恐ろしいほど残酷…
そこに、マイルスやプリンスの鋼のような強さの意味がある。
彼らは、闘うべき相手を良く承知していた。

この映画には一部から批判がある。
曰く、演出が過剰、つまり演出が鼻につくという。
しかし、私にはそんなことはどうでもいい。
むしろ、その過剰な演出によって、クリント・イーストウッドのブラック・ミュージックへの愛情と理解が本物だということを知ることができる。

このあまりにも切ない映画の「救い」は、妻のChan Parkerを演じるDiane Venoraがたまらなくチャーミングなことです。私は一目惚れしました(笑
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posted by BustaCat at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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