2010年02月21日

Jimi Hendrix: Valleys of Neptune

カタログの権利がソニーに移ったことにより日の目を見ることとなった未発表スタジオ音源集だ。1969年にロンドンとニューヨークでレコーディングされたテイクが収められている。(ADLIB2010年3月号)

気になるのはタイトルトラックである"Valleys of Neptune"なんですが、これは、ネット上ですでに公開されています。
http://ow.ly/19hK4

Amazon http://ow.ly/19AoR によると
This track was recorded in September, 1969, and May, 1970. This full-band version has never been released. An extract of a demo Hendrix made of this song -- featuring just Mitchell on drums and percussionist Juma Sultan -- was part of the short-lived Reprise/Polydor album Lifelines, which was in the marketplace between 1990 to 1992.


手元の資料を調べてみました。
続きを読む

2006年09月18日

Jimi Hendrix 命日

busta_r4.jpg

 9月18日はJimi Hendrixの命日です。
 資料によれば、1970年9月18日 ロンドン、サマルカンド・ホテルにて昏睡状態になり、病院に運ばれる途中、死亡。死因は(急性)睡眠薬中毒による嘔吐物を喉に詰まらせことによる窒息死。ということになってます。それ以上の真相は知られておらず、あるいは憶測の域を出るものではなく、したがってもう誰にもわからないことになっています。
 死因についてこれ以上の詮索をすることに意味はなく、詮索はファンとして不愉快である、との意見があり、基本的にはこれに同意します。

 それでも少しだけ書いておきたいことがあります。

 その日のJimiは、前日にワインを多量に飲んだ後に睡眠薬を医師の処方よりも大量に摂取していました。現在と違って、当時の睡眠薬は非常に危険な薬物であり、特にアルコールとの併用はある意味自殺行為であったことは事実です。しかし、処方を超えていたとはいえ睡眠薬の量は決して致死量に達していなかったこと、嘔吐物を詰まらせてから処置を受けるまでに不要に多くの時間を費やしてしまったことは確かのようです。つまり嘔吐物を詰まらせた時点から数十分程度の間に適切な医療処置を受けていれば、助かったことは間違いないであろうということです。
 以上は、ハリー・シャビロンとシーザー・グレビークによるJimi Hendrixの伝記『エレクトリック・ジプシー』の記述を信頼するという前提での話です。

 何故医療処置を受けるまでに、不要に多くの時間を費やしてしまったのかは憶測の域に属することなので書きません。

 ただ、当時の、特にJazz Musicianの多くがそうであったように、ドラッグに体を冒され、言わば自業自得のようにして亡くなったのではなく、あくまで『不注意による事故』で亡くなったのだという事は明記したいと思います。Jimi Hendrixがドラッグ漬けで、救いようのないジャンキーであった、という類のよく見かける記述は間違いであるとほぼ断言できます。
 亡くなる直前の彼は、ドラッグに溺れる自暴自棄の生活を送っていたわけではなく、それどころか、自らの新しい音楽のアイデアを実現すべく積極的に活動していたこと。ハードなスケジュールによって過度の疲労を背負い込んでいたことは事実としても、少なくともアーティストとして極めてポジティブな状況にあったことも明記しておきたいのです。これらのことは、オフィシャル・サイトに掲載されている、Jimiの最期のインタビューを読めば明らかであると思います。
 ご存知のように彼はサクセス・ストーリーを進行中だったのであり、アーティストとして極めて恵まれた状況にあり、それだからこそ、36年前の不幸な事故は、今更のように、毎年のように悔やまれるのです。
 彼が現実の音として遺したものは、その巨大な才能のほんの一部でしかないことを、私たちはみな知りすぎるほどによく知っているからです。

2005年09月18日

Jimi Hendrix 命日

1970年9月18日 ロンドン 享年27歳

9月6日 
西ドイツのフェーマルン島での
ラヴ・アンド・ピース・フェスティヴァルで最後のコンサート

9月16日
ロンドンのロニー・スコッツ・クラブで最後のジャムセッション

Angel
Lyrics by Jimi Hendrix

Angel came down from heaven yesterday
She stayed with me just long enough to rescue me
And she told me a story yesterday,
About the sweet love between the moon and the deep blue sea
And then she spread her wings high over me
She said she's gonna come back tomorrow

And I said, "Fly on my sweet angel,
Fly on through the sky,
Fly on my sweet angel,
Tomorrow I'm gonna be by your side"

2005年08月24日

Jimi Hendirix/Live At Woodstok SPECIAL Edition

Jimi Hendrix 関係ニュース2題

以前に紹介したJimi Hendirix の Live At Woodstok の新編集DVD、日本版(リージョン2)が9月21日に発売されるようです。
Amazonでは、すでに予約可能です。→コチラ
これは、買っちゃうよね。やっぱり。

Jimi伝記本の新刊が8月23日に発売されてました。Room Full Of Mirrors

2005年07月26日

極私的 JIMI との出逢い

soundtrack.jpg

SOUNDTRACK RECORDINGS FROM THE FILM JIMI HENDRIX

最初にJIMIを聴いたのはこのLPでした。中学生のときで、友人から借りて聴きました。この時、JIMIは既に『伝説』のギタリストでしたが、正直ピンときませんでした。

本格的にJIMIを聴きだすのは高校生の頃。
その頃、最もよく聴いたLPが、スタジオ盤では

cryoflove.jpg
THE CRY OF LOVE

rainbow.jpg
RAINBOW BRIDGE

この2枚に収められた曲は、現在では、"FIRST RAYS OF THE NEW RISING SUN" としてCDで聴くことができます。
first.jpg

「永遠に訪れることのない未来のロックの音」が聴ける気がして、必死になって聴いたのを覚えています。今でもやはり"FIRST RAYS OF THE NEW RISING SUN"が好きです。

ライブ盤では

inthewest.jpg
HENDRIX IN THE WEST
これは、ファンの間でも名盤として知られていますが、ここに収められた"Red House"には本当に参ってしまって、文字通り擦り切れるほどに聴きました。

lp-wood2.jpg
WOODSTOCK 2
これは、ウッドストックのサントラ盤の続編として出されたLPだったのですが、ここに収められたJIMIの演奏は、"Jam Back At The House"、"Izabella" 、"Hear My Train A Comin' "と3曲だけです。しかし"Izabella"をはじめて聴いたときのインパクトは凄まじいものがありました。このLPも擦り切れましたね。

以上、"FIRST RAYS 〜" 以外は全て廃盤です。

2005年07月21日

Jimi Hendrix LIVE AT WOODSTOCK [THE DELUXE EDITION]

Woodstock-dx.jpg

jimi hendrix オフィシャル・サイトによりますと……
Jimi Hendrix Live At WOODSTOCK DVD の DELUXE EDITION なるものが出るらしいです。

September 13, 2005

どうやら、最終CDにおさめられていたほとんどの曲の映像が見られるようです。

"Message To Love"
"Spanish Castle Magic"
"Red House"
"Lover Man"
"Foxey Lady"
"Jam Back At The House"
"Izabella"
"Fire"
"Voodoo Child (Slight Return)"
"Star Spangled Banner"
"Purple Haze"
"Woodstock Improvisation"
"Villanova Junction,"
"Hey Joe"

Hear My Train A Comin' 以外、全部?

all-new 5.1 and 2.0 stereo soundtrack mixed by Eddie Kramer とありますが……
5.1 なんて再生装置もってないし……
ホームシアターシステムとか買うことになるんでしょうか、私
欲しいけど(笑……

2005年07月20日

Jimi Hendrix Pedal?

久々のジミねた
オフィシャル・サイトのプレス・リリースに

DigiTech の Artist Pedal Jimi Hendrix Experience なるエフェクタが紹介されてます。

■Purple Haze Intro and solo: Based on: Fuzz Face 100-Watt Marshall Super Lead EMT Plate Reverb; Roger Mayer Octavia (solo)
■Foxey Lady The intro and solo use a DallasArbiter Fuzz Face distortion pedal, a Marshall 100 watt Super Lead amp, and an EMT Plate reverb.
■Little Wing Intro and Solo: Based on: 100-Watt Marshall Super Lead Amp Miniature Rotary Speaker (Homemade at Olympic Studios in England)
■Star Spangled Banner Jimi used a Unicord Univibe pedal, Marshall 100 watt Super Lead amp, and a hall reverb. The solo adds a Dallas Arbiter Fuzz Face.
■Voodoo Child Intro and Solo: Based on: Vox Clyde McCoy Wah Brown Fender Bassman Amplifier; EMT Plate Reverb
■Wind Cries Mary The intro and solo both feature an EMT Plate Reverb and a Marshall 100 watt Super Lead amplifier.
■All Along the Watchtower Intro and Solo: Based on: Acoustic Guitar; 100-Watt Marshall Super Lead Amplifier; EMT Plate Reverb

という7種類の Signature サウンドが出せる??

くだらね〜〜邪道だ〜
でも、すごく欲しい!!

2005年06月18日

ジミ・ヘンドリックスは何故超えられないのか その2

前の記事の続きです。
結構挑発的な記事だったのですが、コメント頂けましたので、続き書きます。

60年代後半から70年代前半は音楽にとって特別な時代だった。これは誰もが認めるだろう。
でも、あの時代が特別だったのは音楽だけに限ったことではない。
メディアが異常に発達した20世紀において、『世界』と『音楽』は分かち難くシンクロしている。

60年代後半から70年代前半にかけて『変革』のエナジーはあきらかにピークだった。これは音楽に限った話ではない。
なにが、どう変わったか、ということは問題ではない。激しく変わったということが問題なのだ。

続きを読む

2005年06月11日

ジミ・ヘンドリックスとクインシー・ジョーンズ

ジミとジャズメンの接触のなかで最も重要なのはマイルスとの関係なのですが、これについてはいろいろありすぎるので、またの機会にします。
ジミは、Woodstok以降の時期に、かなり積極的にジャズ系のミュージシャンと接触を持とうとしていたようです。ジミと契約を結んでいたアラン・ダグラスは、自らのレーベルの関係でジャズ系に顔がつながっていたため、ジミはアランを利用してジャズメンと接触したがっていました。
これは憶測ですが、ジミは、それまでのロック・トリオによるジャム的な演奏に『限界』を感じていたと思うのです。自らのバンド Experience においても、そして CREAM を見ても。だとすれば、より広い可能性を求めてジャズに接触するというのは自然な流れでしょう。


続きを読む

2005年06月07日

ジミ・ヘンドリックスは何故超えられないのか

表題は大袈裟ですが、そんなたいした話ではありません……。

ロック・ギタリスト・ランキングというのがよくありますが、まず、間違いなく、と言っていいくらいにジミ・ヘンドリックスが1位ですよね。
死後三十余年、何故、未だにジミを越えるロック・ギタリストが登場しないのでしょう?

技巧に限って言えば、ジミを超えるか、匹敵するギタリストはたくさんいるはず。才能という点で考えても、十年に一人くらいはジミに匹敵する才能は登場していると思うのです。
それでも、ジミを超えられない理由……。

それはロックにとっての1960年代が、
もう二度と訪れることはないから……。

そう言えば、かのジェフ・ベックが次のように言っていました。
「ギタリストの役割は終わった……」

2005年05月28日

ジミ・ヘンドリックス本

またまた、ジミ本の紹介です。

jimi_kawade.jpg

ジミ・ヘンドリックス KAWADE夢ムック

Jimi のファンなら持っている人も多いでしょうが、持ってない人にはオススメできる本です。
目玉は、なんといっても、ジミのラスト・インタビューです。1970年9月11日といいますから、本当に死の直前(1週間前)のジミの生の声に接することができます。
この原文は、ジミのオフィシャル・サイトに掲載されています(URL紛失につき後日補填します)。
また、ピーター・バラカン氏のインタビューは、ジミが登場した当時のロンドンの様子を生々しく伝えていてこれもまた読みごたえアリです。文字通りの「生Experience」はうらやましい限り……。
その他、ジミ直系ギタリスト、中野重夫さんのインタビュー等など盛りだくさんです。

2005年05月20日

ジミ・ヘンドリックスの Stratocaster

Jimi の伝記本は数多くありますが、その中でも決定版と思われるのが

ジミ・ヘンドリックス エレクトリック・ジプシー〈上〉

ジミ・ヘンドリックス エレクトリック・ジプシー〈下〉

ここのJimi系の記事を書くときにもちょこちょこ参照してます。
この本は、伝記として読むと、少し著者の好み(と愛情)が強く出すぎていてついていけない部分も多いのですが、資料としては最強と思われます。
資料としては、ディスコグラフィー、バイオグラフィーは当然として、使った楽器、機材のリストや家系図なんてのまで載っています。

資料の中で面白かったのが、Jimi が活動期間中に使用した Stratocaster なんですけど、全部で23本。そのうちローズ指版のものが16本、メイプル指版のものが7本なんですね。
そして、そのうちJimi がステージで「破壊」してしまったのが3本(意外に少ない?)。

私は、個人的にはローズ指版の Strato が好みです。理由は周波数レンジ(特に高音)が広くて音抜け(特にコード音の音抜け)がいいのと、倍音フィルタ系のエフェクタがキレイにかかるから、さらに、生音がきれいだから、といったところです。
メイプル指版の Strato は、ハイ・ミドルが強く出るので、アタッキーなサウンドがしますし、割とキレイにディストーションがかかるので、好む人が多いように思います。でも、ハイエンドはどうしても詰った感じになります。
私は、ピッキングが(多分)異常に強いので、ローズ指版の方がしっくりするのかもしれません。

で、Jimi のサウンドというのは、私のイメージでは、やっぱりローズ指版なんです。

ところで、Jimi というと Strato というイメージが強いですが、それ以外のギターをみていくと
Fender では、Mustang, Jagger
Gibson では、Les-Paul, Flying-V, ES-335, SG なんかも使ってるみたいですね。

2005年05月03日

Jimi に纏わる et cetera

 ここ数日「ここ」へのアクセスが異常に多いので、連休のせい? くらいに思っていたのですが、アクセス・ログを調べてみると『Woodstock の覚書』にアクセスが集中してます。コメント少ないけど(笑
 それで気がついたのですが、そえじま様の Jimi Hendirx サイトでリンクを張っていただいたのが、アクセスアップの原因でした。そえじま様 ありがとうございます。私は、そえじま様のサイトを定期チェックしているのですが、Jimi の新譜情報については、ここさえチェックしておけば大丈夫、という感じで頼り切ってます(いつもお世話になります)。

(そんなわけで『Woodstock の覚書』を自分で読み返してみたのですが、誤字・誤変換はあるし、文脈ところどころ壊れているし、酷い文章だなこりゃ……というわけで、若干書き直しました)

 私が Jimi を初めて聴いたのは中学生のとき、Woodstock を始めて観たのは高校生の時でした、場所は都内の某名画座です。あれから数十年(笑……。オリジナルサントラ盤に収められた曲については、少なくとも100回以上聴いていると思います。今ここで譜面を書けといわれたら、空でスラスラとバンド譜を書けますね(笑。
 そんだけ思い入れがありますので、Jimi についての記事を書くと、自分でも気がつかない妙なバイアスがかかっているのではないかと時々心配になります。下手をすると贔屓の引倒し……なんてことにも。

 それでも頑固な私としては [Jimi Hendirx = 偉大] というステレオ・タイプがどうも気にくわんのです。単なる「歴史のモニュメント」としてではなく、Jimi そのものをもっと聴いてよ……とばかりに。それで時として皮肉めいたことも書いてしまうのですが、それもこれも過度の思い入れの結果と看過していただければ嬉しいです。

2005年04月16日

NET 上の Jimi Hendrix

この Blog から既にリンクを張らせていただいているのですが、改めて、日本語で読める Jimi のファンサイトを三つだけ紹介させていただきます。

PAGE FULL OF JIMI
JIMI HENDRIX ON THE WEB
RED HOUSE
(順不同)

この三つのファン・サイトに共通しているのは「資料性」の高さです。ネット上日本語で読める Jimi Hendrix のリソースとして、とても価値が高いと思うのです。

PAGE FULL OF JIMI は、網羅性という点で素晴らしいものがあります。Google で Jimi Hendrix を検索すると、日本のサイトでいきなりトップに出てきますから、ご存知の方も多いと思います。とくに、これから Jimi を聴いてみようという若いロック・ファンにとっては最高の道しるべになるのではないでしょうか。
このサイトの たくさんある Link 集の中に拙 Blog を加えていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

JIMI HENDRIX ON THE WEB は、Jimi のブートレグの情報源として最高の場所です。また、ライブのセット・リストにはいつもお世話になってます。こちらは「マニア」の参考資料として最高の場所だといえます。

RED HOUSE は、更新頻度が非常に高く、情報の早さが素晴らしいサイトです。死後35年近くを経た今日も、次々とリリースされるJimi の 新譜情報などをいち早く知ることができます。こちらにもいつもたいへんお世話になっています。




2005年04月11日

Jimi On My DESK!

jimi_on_my_desk0.jpg

私の自宅デスクの上で高々とピースマークをあげる Jimi です。
何ばかなことやってるんでしょ。

このフィギュアの詳しいことは オクターブの共鳴音さんのところを見てください。

Musicology@まだ会社(仕事中にBlog書くな!

2005年04月09日

十字路で悪魔に魂を…

jimi_ws01.jpg

 ジミ・ヘンドリクス Jimi Hendrix を知っている人なら、Purple Haze という曲を必ず知っているだろう。この曲の「切れた」イントロの響き。知ってる人は知ってるだろうが、あれはトライ・トーンという、コードで言えば7thコードの構成音だ。7thコード自体はごくあたりまえの響きしかもたないが、そこからトライ・トーンだけを抜き出すと恐ろしく「切れた」不響音であることがわかる。要するにこれこそBluesの音そのものだ。
 JimiはPurple HazeやRed Houseに代表されるように、このトライ・トーンの使い方がいつも極めて印象的というより、恐ろしく印象的なのだ。この響き、例えばバッハに代表される「神の調和」を目指した響きの、そのまさに対極に位置する「悪魔の反抗」の音…。
 Jimiのことを神になったギタリストなどと呼ぶのを見たことがあるがとんでもない。Jimiは十字路で悪魔に魂を売った……に違いない。結果としてミュージック・シーンに永遠の遺産を残したが、二十七歳の若さで夭折してしまった。
 Jimiは悪魔に魂を売り、そして天使と話を交わした。本当は Gypsy Eyes の愛が欲しかっただけなのに…
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。