
// TRACK 01 If Your Love Cannot Be Moved
// TRACK 02 Sweetest Somebody I Know
// TRACK 03 Moon Blue
// TRACK 04 From The Bottom Of My Heart
// TRACK 05 Please Don't Hurt My Baby
// TRACK 06 How Will I Know
// TRACK 07 My Love Is on Fire
// TRACK 08 Passionate Raindrops
// TRACK 09 Tell Your Heart I Love You
// TRACK 10 True Love
// TRACK 11 Shelter In The Rain
// TRACK 12 So What The Fuss
// TRACK 13 Can't Imagine Love Without You
// TRACK 14 Positivity
// TRACK 15 A Time 2 Love
最初に聴いたとき、これはとてもわかりやすいアルバムだと思った。
それでも、聴くうちに、最初に一気に書いたインプレッションを、ほとんど書き換えることになってしまった。
正直なところ、このアルバムの『半分』はとてもわかりやすかったのだが、残りの『半分』にはかなりの戸惑いを感じて、感想をまとめるのにとても時間がかかった。
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スティービーはいくつになったんだっけ?
1950年生まれのスティービーは今年で55歳。なんだ。まだ若いじゃないか。
スティービーの子供たちがブラック・ミュージック・シーンを引っ張る時代になった。現代のブラック・ミュージック・シーンを支える全てのミュージシャンがスティービーの子供だといってしまっても決して過言ではない。
それでも、スティービーが前線から引くにはまだ早すぎる。今や『父』となったスティービーには、父としての仕事がある。それは、子供達には、未だ、決してできないことをすること。今、スティービーが新しいアルバムを出すからには、そうでなくてはならない。彼だけが成しえる音楽を聴かせてくれなくてはいけない。
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